簿記3級ネット試験に独学で合格した方法
こんにちは、白くまコージです!
今回の記事では簿記3級を独学で勉強し、ネット試験にて100点満点中94点を獲得して一発合格した僕が、どのように勉強を進めたのかを紹介します。
次のような内容を説明しているので、簿記3級合格を目指している人はぜひ参考にしてみてください。
- 使用した教材
- 勉強方法
- 勉強時間
- ネット試験の申し込みについて
- 試験当日の流れ
使用した簿記3級の教材
テキストと問題集
簿記3級合格のために使用したテキストと問題集は、翔泳社から出版されている「パブロフ流でみんな合格」シリーズのものです。
簿記3級の教材を比較しているサイトを確認したところ、本シリーズの教材は問題を解く際の下書きまでしっかりと解説されているということで、他の教材よりも実践向きな印象を受けたのでこれに決めました。
テキスト
問題集
教材のレビュー
テキストは、各項目の最初に4コマ漫画による内容の軽い導入があり、そのあと詳細を説明するような流れになっています。
4コマ漫画により自然と内容が頭に入ってくるように工夫されており、また詳細説明の中でも図が多く使用されているので内容に堅苦しさがないのが良い点だと思いました。それでいて、理解しやすいようにきっちりまとめられているので、理解できないところはほとんどなく、独学でも問題なく進めることができました。
問題集は、前半が分野別問題、後半が予想模試という構成になっています。
各問題の解説がきっちりと書かれており、このシリーズの特徴でもありますが下書きの書き方までしっかりと説明されているので「なぜそのような答えになるのか」が明確にわかるのが良い点だと思います。予想模試も3回分が用意されているので、試験前の対策としては十分な量だと思います。
なお、テキストの方にも練習問題は収録されていますが、やはりそれだけだと少し分量が少ないので、問題集も一緒に使うことをおすすめします。
また、特典としてテキストの方にはネット試験を体験できる模擬試験が1回分、問題集の方には予想模試が2回分、合計3回分の模擬試験を受けることができます。これは、実際のネット試験を模したもので、パソコンのWebブラウザから受けることができます。
これで、ネット試験の雰囲気を事前に掴むことができたので、とても良い特典だと思いました。

僕もこのテキストと問題集を使った独学のみで簿記3級に合格することができたのでおすすめの教材だよ!
勉強方法
簿記3級合格までは以下のように勉強を進めました。
まずは本を読む感覚でテキストをざっと最後まで読んでみました。
1週目は途中の練習問題は全てスキップして、まずは読み通すことを優先しました。
次にもう一度テキストを最初から最後まで読みました。
2週目はただ読むだけではなく、練習問題にも全て取り組みました。それにあたり、この段階で電卓を購入しました(購入した電卓は後述)。
テキストが終わった段階で、ネット試験を体験できる模擬試験(テキストの特典)を受けてみました。
Webブラウザから模擬試験のページを開いて、パソコンを操作しながら受けることになるので、実際のネット試験と同じような形で受けることができます。
この段階で得点は合格点である70点を超えていたので、ある程度勉強した内容が身についているなと感じました。ただ、まだ合格点ギリギリだったので、焦らず次は問題集に取り組むことにしました。
問題集の分野別問題を全て解きました。
間違えた問題と、正解だったけど解答に迷った問題はチェックをつけて後でわかるようにしておきました。
再度、問題集の分野別問題を全て解きました。
1週目と同じように間違えた問題と、正解だったけど解答に迷った問題はチェックをつけました。
1週目と2週目でチェックをつけた問題を解きました。
ここまでくると全ての問題をきちんと解けるようになっていたので、分野別問題はここで終わりにしました。
問題集についている予想模試3回分を全て解きました。もちろん時間をきっちり60分測って時間内に解くようにしました。
ここまでしっかり勉強したおかげで、3回中2回は満点を取ることができました。
最後の仕上げとして、問題集の特典であるWeb版の予想模試2回分を受けました。
テキストの特典と同様、Webブラウザから模擬試験のページにアクセスして、パソコンを操作しながら受けました。
こちらも問題なく2回とも満点を取ることができました。
勉強時間
勉強中は時間を測りながらやっていたわけではないので、正確な時間ではありませんが概ね以下の通りの時間を勉強に割り当てました。
- 勉強期間:約1ヶ月半
- 1日あたりの勉強時間:1時間〜2時間
- 総勉強時間:約70時間
計算用の電卓
試験問題を解くためには電卓が必要となるので、テキストの1週目が完了した段階で以下の電卓を購入しました。
簿記の試験ではこちらの注意事項に記載の通り、計算機能のみがついた電卓を使用可能です。印刷機能やプログラム機能がついた電卓は使用不可なので注意しましょう。
ネット試験の受験
簿記3級の試験には「統一試験(紙の試験)」と「ネット試験(CBT方式)」の2種類がありますが、僕は比較的気軽にいつでも受けられるネット試験を受けました。
申し込みから合格発表までの詳細な案内はこちらを確認していただきたいですが、実際に僕が受けた時の流れを示します。
受験申込
商工会議所ホームページの案内に従い、まずは近くのネット試験会場を検索しました。自宅の割と近くに試験会場があったので、空席状況を確認した上で受験日を確定させ申し込みを実施しました。
申し込みに関しては、ある程度勉強の進捗具合を見て事前に予約するのが良いと思いました。受験したいと思った日に空席があるとも限らないので。
僕はちょうど問題集の2週目が終わった段階で申し込みを実施しました。そして、受験までの残りの時間を使って問題集の3週目と予想模試を実施して仕上げました。
試験当日
試験の案内では試験開始時刻の30〜15分前に会場に来るようにとのことだったので、30分前に会場に到着しました。
受付で本人確認書類として免許証を提示して、試験の注意事項を確認して同意書に署名しました。
その後、受験するための部屋に案内されたのですが、想定外のことが2つありました。
想定外その1:試験部屋に持ち込めるのは電卓のみ
試験部屋に持ち込めるのは電卓のみで、スマホはもちろんのこと他のものも一切持ち込み不可ということでポケットの中も全て出すように指示されました。一応、事前の案内で電卓の持ち込みは可能で筆記用具は不要ということは知らされていましたが、電卓以外のものは一切持ち込み不可というのは想定外でした。
受付の部屋に鍵付きのロッカーが用意されていたので、そこに電卓以外の持ち物全てを入れてから試験部屋に移動しました。
自分が割り当てられた席に、筆記用具が置いてあったので途中計算などはそれを使って問題なくできました。
想定外その2:試験開始時間前に試験を開始できた
申し込みの時に指定した試験開始時間きっかりに試験が始まるわけではありませんでした。ネット試験ではパソコンを使って受験するのですが、自分が割り当てられたパソコンの席に案内されたら、あとは自分のタイミングで試験を開始することができました。
そのため、案内された時間に会場に着いたら特に待つ必要はなく、受付を済ませてすぐに試験を開始することができるはずです(もちろん、案内された時間よりも早く行った場合はおそらく待たされると思います)。
僕が受験した会場だけが特別ということはないと思いますので、受験の際の参考にしていただければと思います。
想定外のことは起こりましたが、試験は問題なく受けることができました。
本番の試験形式は模擬試験として受けたものとほぼ同じだったので、特に焦ることなく集中して取り組むことができました。なので、パブロフ流のテキストと問題集の特典として付属しているWeb版の模擬試験はぜひ受けることをおすすめします。
合格発表
ネット試験では、試験結果はすぐにわかります。パソコンで試験終了のボタンを押すと、試験結果がすぐに画面に表示されました。
僕は100点満点中94点で見事一発合格出来ました。
最後に試験結果の紙を印刷し、そこに載っているQRコードからPDF形式の合格証をダウンロードすることができました。
まとめ
今回は簿記3級を独学で勉強し合格した際の勉強方法を紹介しました。
まとめると、以下の通りとなります。
「パブロフ流でみんな合格」シリーズのテキストと問題集
以下の流れで実施
- テキストを2週読み込む(2週目は練習問題も解く)
- 模擬試験を受講
- 問題集を3週解く(3週目は、1週目と2週目でチェックした問題のみ)
- 問題集の予想模試を解く
- Web版の予想模試を解く
- 勉強期間:約1ヶ月半
- 1日あたりの勉強時間:1時間〜2時間
- 総勉強時間:約70時間
実際に受験をしてみて、簿記3級は独学でも十分に合格できる試験だと感じました。
ぜひ、ここで紹介した情報をご自身の受験の際に役立ててほしいです。
これを読んでくれているみなさんが簿記3級に合格することを願っています。
以上、白くまコージでした!