Macでフォルダ内のアクセス権を一括変更する方法
こんにちは、白くまコージです!
今回はMacでフォルダ内のアクセス権を一括変更する方法を解説します。
Macでフォルダのアクセス権を変更した場合、そのフォルダのアクセス権のみが変更され、フォルダ内のフォルダやファイルには適用されません。
以下の手順を実施することにより、フォルダ内のアクセス権を一括で変更することができます。
- フォルダのアクセス権を変更
- フォルダのアクセス権を内包している項目に適用
詳細な手順を本記事で解説していきます。
アクセス権の変更方法
まずは単一のファイルまたはフォルダのアクセス権を変更する方法を解説します。
フォルダまたはファイルの情報を見る
アクセス権を変更したいフォルダまたはファイルを右クリック(トラックパッドの場合は2本指でクリック)して、「情報を見る」を選択します。
表示された情報ウィンドウ最下部の「共有とアクセス権」にてアクセス権の変更ができます
ユーザの追加
アクセスできるユーザを追加する場合は、左下の「+」ボタンを押します。
ユーザ選択画面が表示されるため、追加するユーザを選択した状態で「選択」を押します。
選択したユーザが追加されることを確認します。
アクセス権の変更
各ユーザのアクセス権を変更する場合は、対象のユーザのアクセス権の項目を選択して設定したい権限を選択します。
例えば、先ほど追加したユーザはアクセス権が「読み出しのみ」になっているのでこれを変更してみます。
アクセス権の項目を選択すると、設定したい権限の候補が出てきます。
以下の3つから選択可能です。
- 読み/書き
- 読み出しのみ
- 書き込みのみ(ドロップボックス)
アクセス権を選択すると、一覧に反映されます。
これでアクセス権の変更ができました。
しかしフォルダの場合、実行したフォルダにしかこの変更は適用されません。
フォルダ内の全フォルダとファイルに変更を一括で適用したい場合は次の手順を実施します。
フォルダ内のアクセス権を一括変更する方法
それではフォルダ内のアクセス権を一括変更する方法を見ていきましょう。
最上位フォルダのアクセス権変更
先ほど紹介した手順に従って、アクセス権を変更したいフォルダ群の最上位のフォルダのアクセス権を変更します。これ以降の手順で、設定したアクセス権をそのフォルダ内の全フォルダとファイルにも適用します。
鍵マークを押してロックを解除する
アクセス権を変更したフォルダの「情報を見る」ウィンドウの「共有とアクセス権」の右下にある鍵マークを押します。
認証を求められるため、Touch IDを使用するかパスワードを入力します。
鍵マークが開錠されることを確認します。
内包している項目に適用する
左下にある三点リーダーを押して「内包している項目に適用」を選択します
確認のダイアログが表示されるため「OK」を選択します。
これにより、アクセス権の設定がフォルダ内の全フォルダとファイルに適用されます。
以上でアクセス権の一括変更は完了です。
余談:Macの共有フォルダについて
1台のMacには複数のユーザを作成することができますが、各ユーザフォルダ内のファイルはそのユーザしかアクセスすることができません。
そのため、ユーザ間でファイルの共有をしたい場合は、「共有」フォルダが使えます。
「共有」フォルダは、Finder上だと「/Macintosh HD/ユーザ/共有」にあります。
「共有」フォルダはすべてのユーザがアクセス可能なため、複数ユーザ間で共有したいファイルを配置するのに適しています。
ただし、「共有」フォルダにファイルを配置した場合、そのファイルの所有者は配置したユーザになり、それ以外のユーザのアクセス権は「読み出し」のみになります。
そのため、「共有」フォルダに配置したファイルを複数のユーザで編集したい場合は、本記事で紹介した手順でアクセス権を変更しましょう。
まとめ
今回はMacでフォルダ内のアクセス権を一括変更する方法を解説しました。
- フォルダのアクセス権を変更
- フォルダのアクセス権を内包している項目に適用
1台のMacを家族などの複数ユーザで使用している人は、適切にアクセス権を設定してファイルを保護しましょう。
以上、白くまコージでした!